授業レポート

 

今回は、ハンノウ大学プレ授業の二回目。ハンノウ大学初の屋内(Bookmarkはんのう)での授業となりました。生徒7名+先生1名。前回カメラ教室に参加した方も再度参加してくださいました。飯能近辺だけでなく、県外から参加者も。授業への参加理由もさまざまで、地元に関心があり、きっかけづくりとして参加してくださった方もいました。
今回の教室は「乾物」がテーマです。世間の乾物に対するイメージ(和食・地味・かつおぶしなど)の話から始まり、東日本大震災で改めて乾物が見直されたそうです。また乾物のメリット(長期保存が可能でストックしやすい、軽く運搬が楽、非常食として利用できる、冷蔵庫がいらない)などや、先生の乾物とのエピソードなどを、生徒の皆さんはメモを取りながら、熱心に聞いていました。

ほかにも、乾物は時期によらずいつでも使えるため、食品ロス(食料の無駄捨て)が防ぐことができる話など。食品ロスの半分は家庭からでていて、最も多いのは野菜ゴミだそうです。生徒の皆さんはこのようなところにも興味があるらしく、先生の話に、深くうなずいていました。
授業の途中、ガスコンロで先生が持参した乾物を説明しながら、乾物料理を実践。実物を使うことで、より生徒の関心が高まっていきました。乾物も工夫次第で、どんな国のどんな料理にも合うとのこと。カレーの具などにも合うそうです。とても食欲をそそられました。途中、興味を持った通行人も、教室をのぞきに来ていたり、なかなかの盛り上がりとなりました。

後半は、乾物を煮出し、だしを取ったスープを生徒全員で実食!実際に食すことで、乾物を目と鼻と舌で味わうというもので、生徒の皆さんも先生も、そしてハンノウ大スタッフも和気あいあいと楽しませていただきました。しかし、コロナ禍の影響で、全員で調理などはできなかった...。
最後に先生が乾物の未来、そしてハンノウ大学での今後の乾物授業についてのご紹介をされ、生徒の皆さんにアンケートを書いていただき、無事終了しました。先生も生徒の皆さんも大変満足の授業となりました。(授業レポート/写真:高林鮎太)